一生で一度の日のために女性は美しくなろうとする

結婚式を上げないカップルも増えているようですが、今でも結婚式に憧れる女性は少なくないようです。ブライダルエステはまさしく、そうした女性の心をくすぐったプランだと言えます。美顔や痩身など、気になる部分を集中的にケアするというエステは、誰よりも輝いた姿で式に臨みたいという願いの現れでしょう。

安くない費用をたった一日のために使うことができるのも、ブライダルエステを受ければきれいになれると信じているからこそです。お金と時間のある人は、数か月にわたってエステに通うようですが、新生活や新婚旅行にもお金を置いておきたい人にはせいぜい数回通うのが関の山かもしれません。

結婚生活は結婚式で完了するのではなく、そこからのスタートなわけですが、式のドレスをどうするかを考えている女性のそんなことを言っても野暮なだけです。エステに通ったという事実が彼女を満足させ、自分はきれいになったと信じ込ませることができるのですから。

新婦が綺麗に見えるのは、ブライダルエステのためではなく内側からこみ上げる幸福感のためであることは間違いありませんが、女性なら誰しも持っているコンプレックスを一時忘れるためだけでも、エステを受ける価値はあると思います。肌荒れが気になって仕方ない、腕を出したドレスが着たいのに二の腕がたるんでいるなどなど、女性の悩みはキリがありません。

ほんの数回、あるいは数か月エステに通ったからと言って、目に見えるような変化があるのかどうかはわかりませんが、本人が「変わった、きれいになった」と思えることが大事なのでしょう。そう思わせることのできるサロンが人気になり、儲かるわけです。

そう言えば、遠い遠い昔に私も一回限りのブライダルエステを受けたことがあります。脂性肌と普通肌の混合肌だった私は、エステを終えた後の自分の顔の中で、鼻先だけがてかてかに光っているのを見て悲しくなったことを思い出します。エステを受ける女性の鼻が光らないことを願います。